セキュリティ対策が万全な住まいなら「看護師寮」

防犯上の理由からあまり情報が公開されていない看護師寮について詳しく紹介していきます。寮といえば、寮母さんがいて食事が付いている、トイレやお風呂が共用、といったイメージがあるかもしれませんが、今は昔と違って普通のマンションやアパートを借り上げて寮としていることが多いため、外見からでは寮だと分からないようになっています。寮は都市部に多いといわれていますが、地域ごとに寮つきの病院の割合を調べてみると、必ずしもそうとはいえないことが分かりました。

寮は賃貸物件に比べて家賃が安く、備え付けの機器が故障しても無償で修理してくれるため、「経済的な負担が少ない」というメリットがあります。夜勤で深夜遅くや明け方に帰宅することもありますが、寮の場合、住んでいる人が顔見知りばかりで変な人はいないため、セキュリティ面でも安心です。一人暮らしをしていると孤独や寂しさを感じることがありますが、寮には同じ病院の人が住んでいるので一人暮らしでありながら仲間がいる心強さがあります。

寮の種類は大きく三つに分けられています。まず一つ目は「病院が所有している寮」です。共用スペースが多く一昔前の造りになっています。そのため、お風呂やトイレを他人と一緒に使うことに抵抗を感じる人には向いていません。二つ目が「借り上げ寮」です。普通のマンションやアパートを借り上げて寮としているため、寮には見えないおしゃれなところに住むこともあります。三つめは「家族寮」です。その名の通り、独身ではなく既婚者を対象とした寮のことで社宅という呼ばれることもあります。