一人暮らし始めた理由とメリット
一人暮らしは憧れの生活のひとつですが、それなりに大変なことも多いためなかなか決断できずにいる人も多いのではないでしょうか。一人暮らしに迷っている人の参考になるように、看護師が一人暮らしをするきっかけやメリットを詳しく紹介していきます。
家族に気を遣う
食事やお風呂の時間、掃除や洗濯のタイミングなど家庭によってある程度生活リズムは決まっています。しかし、シフト勤務で働いている看護師は活動時間が違うため「夜勤明けで寝ているのに家事で忙しない」「準夜勤だと自宅に帰るのが深夜になるため、家族を起こさないように気を遣う」など、不都合を感じることも少なくありません。
また、家に友人を呼びたくても帰宅時間によっては深夜になる可能性もあるので、家族のことを考えると気軽に呼ぶことはできません。もし、呼ぶことができても音が漏れる可能性もあるため、気兼ねなく遊ぶことはできないでしょう。
通勤時間の悩み
職場が自宅から近ければ問題ありませんが、「職場まで片道45分」などそれなりの距離がある場合は通勤するだけでかなりの時間を無駄にしてしまいます。また、夜勤などで深夜遅くなってしまった場合は、帰宅する手段がなくタクシーを利用しなければならないため余計な出費がかかってしまいます。
自身のステップアップ
家族と一緒に暮らしているとどうしても甘えが出て掃除や洗濯、食事の支度などを家族に頼ってしまいがちです。看護師という仕事は激務なため、家事に時間を割くことは難しいかもしれませんが、家族に甘えたままだと生活力が身につきません。そのため、「料理や洗濯などの家事力を身につけたい」「家計の管理の仕方が全く分からないから結婚した後が不安」などの理由で一人暮らし始める人もいます。
メリットは気楽で自由なこと
家族に気を遣ったり干渉されたりすることもないので、どう過ごそうが文句をいわれることはありません。夜勤明けなど身体がつらいときは、時間や周りを気にしないで眠れる環境があるだけで疲れが取れます。
入浴も疲労回復に効果があります。家族と一緒だとゆっくり入ることは難しいのですが、一人暮らしだと時間を気にすることなく入れます。音楽をかけたり動画を見たり、本を読んだりなど、誰に気兼ねすることもなく自由気ままにお風呂ライフが楽しめます。
シフトが不規則な看護師は食事の時間も日によってバラバラです。食事を準備してくれても夜勤で食べられない、など迷惑をかけてしまうことがありますが、一人暮らしなら好きな時間に好きなものが食べられます。
また、夜勤に備えて日中に睡眠を取ることがありますが、生活音や他人の声が聞こえると気が散って眠れません。一人暮らしなら自分以外に音を出す人もいないので、「耳栓をする」「部屋を真っ暗にする」といったちょっとした工夫でぐっすりと眠れます。